2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
叙勲の祝賀会というものがあった。そもそもわたしには縁のない世界であり、こういう場に招待されるのは最初で最後だろう。たまたま今の立場があったからの縁であり、そうでなければ一生無縁の世界だ。公共の場で働いた方々に縁があり、そうした世界にかかわ…
版木 親戚の修験行者だった方の堂は平成になってから建て替えられたもので表向きは新しく見えるが、時間が止ったように古い時代のままの姿が堂内に垣間見えるわけだが、かつて使われた道具が箱などに納められて残されている。数日でそれらは確認できるかと思…
描かれた図から見えるもの㉛より 昭和21年生まれ男性の描いた遊びの空間(天竜川右岸) 前回同様に10歳ころを思い出して描いていただいた遊びの空間である。天竜川右岸の、それほど天竜川と山との距離がないエリアのもので、描かれたのは昭和21年生まれの男…
寺坂 階段上の建物が十王堂 参道 十王堂内 最近十王めぐりをしているが、飯島町にはその手のものが少ない。全町で認識しているものは2箇所のみだから、集落ごとにある駒ヶ根市中沢に比較したらその様子が異なる。やはり寺の影響と言えるのだろう。どの時期…
最近、長く利用してきた目覚まし時計が設定した時間に「鳴らない」。これでは目覚まし時計の意味がないわけで、「叩いたり」スイッチを「入切」して様子をうかがったりするが、鳴ることもあれば鳴らないこともある。ようは確実性に乏しくなってしまって、「…
駒ヶ根市中沢の本曽倉(ほんそぐら)の十王堂を開けていただき、十王の石質を確認してみた。やはり「安山岩」であった。 もともとここに十王堂があったわけではないのだろう。地元の本曽倉の人々が寄付されて十王堂は新しくなっている。信仰が篤いと言えば…
おそらく、今回行くとあと1回、仕事で東京へ行く機会である。今回もいわゆる「陳情」である。もちろんあと1回も主旨は同じである。「繰り返すことに意味がある」とは経験値からくるもの。同じことでも「繰り返す」。今回ある先生は「今度やりましょう」と…
桃源郷(とうげんきょう)は、俗界を離れた他界・仙境。ユートピアとほぼ同意で、陶淵明の『桃花源記』はかつて存在した武陵郡地域の話なので「武陵桃源」(ぶりょうとうげん)ともいう。 Wikipediaにある「桃源郷」の説明である。もちろん桃の花が咲き誇る…
十王における安山岩という選択 後編より 下伊那郡松川町古町八幡神社の十王 「十王における安山岩という選択 後編」において下伊那における十王の一覧を示したわけであるが、この中の松川町古町の十王が写真のものである。見ての通り、手前側には白い石に彫…
「せいの神」という違和感から その14より 前回『長野県上伊那誌民俗編』(上伊那誌刊行会 昭和55年)の第5章「年中行事」に記載されている火祭り以外の行事を取り上げたが、今回は本旨である「どんど焼き」を取り上げて最後としたい。 どんど焼(せいの…
「せいの神」という違和感から その13から ここまで『長野県上伊那誌民俗編』(上伊那誌刊行会 昭和55年)の第6章民間信仰の第三節「道祖神」に記載された伊那市関係のものを取り上げてきた。最後に同書の第5章「年中行事」に記載されているものを取り上…
先月末日付で1人の同僚が会社を去った。この3月末に会社を去った同僚も多かったが、とりわけ50代半ばで退社する例がこのところ多い。家庭の事情も多ければ、自身の健康上の理由という者もいる。先月末で退いた彼は、重い病にかかったということで、遺留を…
6月9日 午後7時6分 我が家からそれらしき望める山を撮影した写真は、もう7年も前のものだった。そしてそれが6月の写真だから、そう思うとこれほどの色合いを見せるのは「梅雨のころ」なのだと知った。もちろんそれ以外の季節にも、夕焼けとなれば山の…
「せいの神」という違和感から その12より 今回は『長野県上伊那誌民俗編』(上伊那誌刊行会 昭和55年)の第6章民間信仰の第三節「道祖神」の中から「厄投げ」及び「道祖神の信仰」の項に記載された伊那市関係のものを取り上げてみる。 厄投げ 日時 正月…
「せいの神」という違和感から その11より 次に同じ『長野県上伊那誌民俗編』(上伊那誌刊行会 昭和55年)の第6章民間信仰の第三節「道祖神」の中から「信仰と行事」及び「道祖神祭」の項に記載された伊那市関係のものを取り上げてみよう。 長谷村伊那里…
何度もここに記してきたことを、何度でも「書く」。 朝方、高速道路のインターに向かって狭い県道を走っていた。気づくと後ろすぐに車がいる。「いつからだろう」、ルームミラーで後方には気を遣うことの多いわたしでも、こういうケースはよくある。ようは気…
驚きの「切手の貼り方」 前編より 知恵袋には「切手の綺麗な貼り方を教えて下さい」というものも見える。例えば、「挙式にあたり、招待状の返信用はがきに切手を貼ります。もともと真っ直ぐ貼るのが苦手で更に今回は60枚程貼らなくてはなりません。みなさん…
「描かれた図から見えるもの㉚」より 昭和18年生まれ女性の遊びの空間(天竜川左岸) 最近調査の際に記していただいた遊びの空間を描いたもの。戦中生まれの女性に描いていただいたものである。10歳ころを思い出して描いていただいたもので、女性はお嫁に行…
我が家ではようやくホンジロを搔いた。ホンジロとは代掻きの仕上げのことで、地域によって呼び方はいろいろであり、このあたりではアゲシロと呼ぶ人も多い。ホンジロを自らするのは初めてである。わたしが代掻きにかかわるようになってから、まだ10年余とい…
「大雨のようですが・・・」と言われたものの、「雨でもやりたい」とはわたしの答えだった。予報でも強い雨が降ると言われていて、それもかなりの量であることは、天気予報だけではなく、通常ニュースでも報道されていた。バケツをひっくり返したような雨な…
「せいの神」という違和感から その10より その10では竹入弘元氏の著書『伊那谷の石仏』(昭和51年 伊那毎日新聞社)から竹入氏の捉えている火祭りの周辺を解いてみた。何といっても竹入氏の調査事例が盛りだくさんなものが『長野県上伊那誌民俗編』であ…